top of page

新型コロナの死亡率95%以上!どの国の話ですか?・・・イギリスです!

英国政府が語らない俄かには信じられない調査結果。これが現実です。

 昨日のイギリスの新型コロナ感染による死亡者数は569人。感染が始まってから最も亡くなった方が多かった日ということで、その発表を聞いたイギリス国民の誰もが「一体いつになったらこの負のスパイラスを止めることが出来るのだろう」と絶望的な気持ちになったことと思います。ですが巨大展示会場を利用しての4000人が収容できるナイチンゲール病院設立や、ロックダウン効果で(まだ時期尚早ではあるものの)感染者減少傾向が見えてきたという話もあり、この10日間の外出禁止令の効果が見え始めてきたかと感じられた日でもありました。


 ただ、余り語られていない部分で非常に恐ろしい事実も存在します。


 下記のグラフは、新型コロナ感染者の方が最終的にどうなったかという数値を表しています。数値は2つに分かれており、一つはリカバリーで『治療・療養を終えた(PCR検査などで最終的に陰性、)若しくは2週間程度の健康観察後解除』であり、他方は『死亡』。その中での死亡率が95%以上となっています。


 グラフを見て感じたことは『イギリスは世界に先駆け国民福祉の為に「ゆりかごから墓場まで」のスローガンと共に、現在に至るまで無料国営医療制度を保証している数少ない国である。医療の質の高さはイギリスが誇るところであり、加えて今回の件は英国政府が一丸となって取り組んでいるのだからこんな筈がない。』


 俄かには信じがたい為、他国のグラフと比較してみました。(それぞれのグラフをクリックすると参考としているサイトに飛ぶことが出来ます。世界各国の情報はこちらからご覧になれます)


 先ずは最大数の死者を出しているイタリアです。

 

 次は、やはり感染が深刻な問題となっているスペインです。


 双方共、感染による死者数は多いのですが、その反面回復している人数も多いことが分かります。しかも両国ともイギリスより早くロックダウンを開始した効果からか、回復率が確実に上昇傾向にあることが見て取れます。


 ではヨーロッパでもPCR検査等を大規模に行ったことで、新型コロナ感染に早い段階から取り組んだドイツはどうなっているのでしょうか?


 予想通り、感染拡大時には若干の乱れは伺えるものの、一貫してコントロールされているように見受けられます。同様に感染が広まり始めた当初から「ドライブスルー」方式で検査を大々的に行った韓国では

 やはりこちらも回復率が非常に高いことが伺えます。


 イギリスの問題は以前から言われている「感染の疑いがある患者へのPCR検査導入が非常に遅れた事」「政府が英国経済を守ることに注力した為、学校を始めとする教育現場や企業、公共交通機関等の閉鎖をギリギリまで躊躇した事」が発端となっており、その感染爆発を防ぐチャンスであった初期段階に問題解決が出来なかったため現在の大混乱を招き入れてしまいました。


 人口比率から鑑みてもイギリス(約6800万人)と比べると、イタリア(約6000万人)やスペイン(約4700万人)はイギリスより人口が少ないにも拘らずPCR検査数は遥かにイギリスのそれを上回っています。


 ここで忘れてはいけないことは、それぞれの国の100万人に対する新型コロナ感染による死者数はスペイン234人、イタリア230人、イギリスは43人で、他のヨーロッパ諸国であるベルギー(99人)、オランダ(87人)、フランス(83人)、スイス(66人)と比べても決して高いわけではありません。ただ、感染が認められてからの初期治療の遅れで救える命が救えなかったのではないか。病院内で医療崩壊が起きている為に混乱が起きているのではないかと感じるのです。*注:2020年4月2日現在


 3月1日。当時イギリスは中国で感染が報告された新型コロナを『対岸の火事』として捉えていました。ニュースにはなっていましたが、どこかで「イギリスは島国だし、感染国はアジア近辺であるのでここまではこないのでは」と感じていたのは否めません。


 今こうして振り返ってみると、当時驚くほどに大胆な政策を繰り出した台湾やドイツの政策がどれほど英断であったかを痛い程感じることが出来ます。


 日本も1か月前のイギリスの様に日本経済を守る政策をとっているようですが、イギリスの様になってしまっては全く元も子もありません。単純に上記のグラフの分析から『病院に入院した患者がほぼ手遅れ状態』というイギリスの現状は誤解を恐れずに言えば『人災』であり、イギリスの失敗から学べるのであれば、この様な悲惨な歴史を繰り返すべきではないと思います。

閲覧数:340回0件のコメント
bottom of page