この通路。近道だとしたら、あなたは通る?通らない?


 ハロウィーンの話題にピッタリな場所を探していると、何とも素晴らしい場所を発見しました。これはちょっと日中でも通るのに躊躇するというか、いや、きっと通らないだろうというか…。切羽詰まれば、自転車でもあれば猛ダッシュ…というのが精一杯…


 ところが、このウォータールー駅の高架下は実はアートを志す方々が日々集う地であり、また謎の覆面アーティスト、バンクシー(Banksy)ファンの聖地でもあります。


 元々このトンネルは、 ウォータールー駅がイギリスとヨーロッパ各国を結ぶ高速列車ユーロースターの発着駅であった頃はタクシーの連絡通路だったのですが、2007年にイギリス国内でのユーロスターの発着はセント・パンクラス駅に移ったことから利用されなくなった経緯があり、ではそれならとグラフィティ(落書き)アーティストのバンクシーが誰も思いつかないような奇抜なアイディアを実行したのです。



バンクシーはトンネルの閉鎖の翌年、世界中のストリート・アーティストを集め「ザ・カンズ・フェスティバル」をトンネル内で開催。大変な話題となりました。 それがきっかけとなり、トンネル内の倉庫や、あちこちに伸びる通路等を利用してギャラリーやイベント会場として再開発され、今では観光客が集まる人気スポットに華麗に変身しました。


”びっくりするのは、この落書き全てが合法だということ!また基本的に『落書き』なので、素晴らしいアートが明日他のアート(落書き)に上書きされて消えてしまうかもしれないという儚さ。巨匠バンクシーの絵さえ既に残ってはいません。(何と勿体ない!!)

 ここがただの通路ではないというのは観察が鋭い方には上の写真をよ~くごらんになると判っていただけると思います。そうなんです。実はこういうトンネルにありがちなたばこの吸い殻や空き缶等のゴミがないんです!訪れた日にも清掃員の方がディズニー張りに熱心に掃除をしていらっしゃいました。これが「ロンドン一安全なトンネル」と言われる所以だと思います(ですが、訪れるのは是非日中にして下さい…)


 トンネルを目の前にし、振り返るとそこには・・・


 えええ!!ロンドン・アイにこんなに近いおしゃれなスポットのど真ん中にあったのです。このギャップはやはり行っていただかないと体験できません。


ロンドン・アイにお越しの際には是非行ってみて下さい。